ウクライナ現地の方に直接募金を届ける方法?

世の中には色んな募金や寄付の方法が存在していますが、チャリティーの運営組織が大きいほど、実際にどんな相手に届いてるのか渡す先の相手の顔が全く見えないので、どこかモヤっとした気持ちになる事はないでしょうか?

そんな折、現地の方に直接かつ確実に届かせる仕組みもあるよと、パートナーから教えて貰った方法が画期的だと思ったのでご紹介します。

Airbnb(エアビーアンドビー)

Airbnb(エアビーアンドビー)というサービスをご存知でしょうか?北米やヨーロッパなら恐らく知らない人の方が少ないかもしれませんが、日本ではもしかしたらあまり知られていないかもしれないので、念のため少しだけ補足します。

Airbnbは、バケーションレンタルスペースを提供したいホストが、Airbnbのサイト(アプリ)に物件を登録し、レンタルしたいゲストがそれを見つけて予約をし、ホストとメッセージで条件確認などやりとりを交わした後、宿泊して料金を払う、というバケーションレンタルのオンライン・プラットフォームです。

Airbnb自体は物件を一切所有しておらず、ホストが所有する物件をゲストへサイト/アプリを通じてレンタル貸しできるような仕組みを提供しており、レンタルの成立でAirbnb側へのコミッションは発生しますが、基本的に各ホスト対各ゲストの個別のレンタル契約になります。

Airbnbの日本語解説

画期的な募金方法?

例えばウクライナ在住の方のホストが掲載している部屋を、(勿論本当に泊まるわけではないのですが、)予約して、実際にお金を払うことで、ある種直接ウクライナ市民の方へ募金ができます。

相手もそういう主旨で物件情報のタイトルを付けたり、値段も超低く出していたりするので分かり易いです。

Airbnbのサイトで、例えばLocationを「Kyiv, Ukraine」で探すと、こんな感じになります。

物件情報のタイトルは、レンタルスペースについての描写や特徴などを簡単に訴求しているのが通常ですが、中には違った雰囲気で募金を求めているものも出てきます。

ホストのキャラクターで選ぶ?

直接的だったり、自虐的だったり、ユーモアがあったり、ホストのキャラクターによってアプローチが全然違うので、自分とフィーリングが合いそうなホストを選ぶことができます。

以下はあくまでも例です。(実際にはもっと沢山あります。)

物件タイトル例:

※注意:リンクをクリックしても表示エラーになるケースは、ホスト側の設定でそうなっているのかもしれません。

物件リストをクリックすると

説明文とかも読むともっと色々と伝わってくると思います。以下の説明は、リストの一番上に来ていた物件のものです。中にはかなり切なくなることを書かれている場合もありました。

ホストのプロフィールも確認

ページ下部のホストの顔写真をクリックすると、ホストのプロフィールページが表示され、いつからAirbnbに参加していて、どこに在住だったかなど確認できます。

レビューも確認

最近のレビューを確認すると、世界中から募金サポート目的で利用されているのが、確認できます。(以下は、他の物件のレビュー例。)

他にも色々ある

ホテルとかで難民施設として開放してる所への募金や、Airbnb自体も企業として、隣国で部屋を貸している人達が難民を受け入れられる為のサポートをしているみたいで、そちらはDonation分がTax Returnにも計上できる らしいです。(きちんと調べていませんが。)

どれもありだと思いましたが、今確実に仕事も収入も失ってしまわれたであろう、ウクライナ在住の方へ直接届けるという意味で、こんな方法もありかと思いました。

勿論この考え方の応用で、Etsy(手作り品のオンラインショップ) とかでも注文を入れて、発送不要とか伝えれば同じですし、Preply(マンツーマン・チューターのプラットフォーム)や、Upwork(フリーランスと繋がるプラットフォーム) とかでも同じ様な主旨で出来そうですね。

大事なのは意思表示

今は西側へ逃げているホストの方も多いみたいですが、インターネット環境すらも不安定だったり、少額で実際には気持ち程度のサポートにしかならないとは思います。それでもウクライナがNATOやアメリカから早々に梯子を外され、自国が本当に侵略を受け続けて世界から見放されたような気持ちになっているかもしれない人々にとって、我々が味方であることの意識を相手に直接示すことは、意味があると願っています。

相手も英語は非ネイティブであることが大半なので、英語が不得意な日本人でも臆することは何もないと思います。Google Translateもありますし、通じればよいだけです。

また色んなプロパガンダ報道で疑心暗鬼になっている人や、フェイクニュースにすっかり騙されている人など色々だと思いますが、何ならウクライナ在住の方々から直接お話しを聞くこともできるわけです。ウクライナ市民の声を自分の耳で聞いてから、今なされている報道について判断することもできます。

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