モバイルフレンドリーが必須化

(U.S. FrontLine誌 2015年5月5日号 掲載分、一部加筆あり)
先日Googleが、重大な発表をしました。4月21日より、モバイル対策されていないサイト(ページ)は、モバイル検索の順位を降格するという主旨の内容です。さて、この件について触れる前に、モバイル検索と聞いて、自社ビジネスにはあまり関係ないと思われている読者がいれば、果たして本当にそうだろうかと、私なら疑ってしまいます。
理由は簡単で、アメリカの統計で見ても、9割以上の人が携帯電話を所有し、6割以上の人は、スマートフォンからインターネットを閲覧しています。さらにソーシャルメディアの利用の5割以上、Eコマースも3割以上がモバイルユーザーという時代になっており、この割合は年々増加の一途を辿っているのです。
そういう時代背景もあってのことですが、Googleは以前より、モバイル対策の必要性を促してきました。そして今回、具体的な日付と共に、モバイルフレンドリーになっていないサイト(厳密にはページ単位のようですが)をモバイル検索の結果において、順位を降格させると、明言してきた意味は大きく、業界関係者内では騒然となりました。


Googleからの衝撃的発表の要点

Googleのジョン・ミューラー氏によると、今回発表されたモバイルフレンドリー・アルゴリズム(モバイルアルゴ)で影響を受けるのは、あくまでもモバイル(スマートフォン)による検索結果のみとのことです。
自社サイトがモバイルフレンドリーであるかは、Googleの提供する公式テストツールにより確認できます。https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/
このテストでパスしないサイトが、順位降格対象になるということです。なお、このモバイルアルゴは、リアルタイムで評価されるとのことなので、仮に4月21日に間に合わなくとも、最悪は順次対応していく意味はありそうです(Googleで有名なパンダやペンギンアップデートと呼ばれるアルゴ変更の場合、サイト評価をする頻度にかなり間隔があるので、更新のタイミングを逃すと痛いことになります)。
なお、現在のGoogleでは、ページのロードタイムを評価するページスピードアルゴや、広告とコンテンツの位置関係的なページレイアウトを評価するトップヘビーアルゴなどは、デスクトップ用のサイトでの評価をそのままモバイル検索へも適用していますが、今後は正式にモバイルアルゴが発表されたこともあり、こういったアルゴもモバイル検索用に個別に評価されるようになることは容易に予想できます。

モバイル対応なら、レスポンシブWebデザインで

ウェブサイトをモバイル対応させる手法として、以前本稿でもご紹介しましたが、GoogleはレスポンシブWebデザインという手法を推奨しています。
モバイル専用サイトを、デスクトップ用サイトとは別に構築した場合と比較すると、各ページのURLが一本化できることで、ページロードタイムも節約でき、ユーザーがシェアやリンクするのにも便利であり、コンテンツを二重に管理する必要がなくなるので、メンテナンス性に優れ、管理ミスも軽減されます。またもちろん、Google自体の様々な負荷も減るわけですから、推奨してくるのは極めて当然と言えます。
これからモバイル対応をされるのであれば、他の選択肢もあるとはいえ、レスポンシブWebデザインを考慮するに越したことはないと思います。レスポンシブWebデザインについてはこちらを参照。

もちろん、SEOありきの話

モバイル対策という行為は、あくまでも今回のモバイルアルゴで、順位を大きく降格させられることへの回避策でしかなく、SEO(自然の検索結果での上位表示)レースにおける、いわば出場資格を得るための行為に過ぎないわけです。本当に上位表示されたければ、もちろん、別途SEO用の対策を講じなければなりません。一般的なSEOについて、理解にあまり自信のない方は、「SEOについて知っておくべき10のこと」というページを当社で作成していますので、ご一読いただくとよいかもしれません。
検索エンジンで上位表示させる手法は、何もSEOだけではありませんが、少なくとも何らかの集客手法を講じていなければ、トラフィックのほとんどないサイトにしかならないので、マーケティングに活用するのは難しいでしょう。
検索エンジンをマーケティングに活用するSEMレースについてはこちらも参照してください。

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