知らないってのは恐ろしい ホスティングの話⑥
前回、素人がホスティング業者と直接やりとりをしなくて済むという意味では、マージンを上乗せされるIT業者系由のホスティングサービスにも、それなりに価値があるとお話ししました。ただしそれが「にわかIT業者」では無意味です。そして、素人に毛が生えたくらいの「自称プロ」が溢れかえっている業界であるのも事実です。しかしそれでも、ホスティングサポートでのトラブルは少ないはずだとお話ししました。
にわか業者でもトラブルが少ないのはなぜ?
なぜトラブルが少ないのか? 簡単な話です。ホスティングは24時間365日安定稼動が原則のサービスだとお話ししましたが、そのサイトへのトラフィックが少なければ、別に大した苦労もなく、それなりに安定させられるからです。
「にわかIT業者」が作成したウェブサイトは、まず間違いなくトラフィックの少ない、つまり、ほとんど誰にも見られていないサイトになっています。トラフィックが少なければ、当然サーバーにも回線にも負担はかからず、極めて快適に動作します。以前、ホスティングは奥が深いと語りましたが、それは、大量にトラフィックのあるサイトを舞台にして初めて実感させられることなのです。
我が社は大量トラフィックのサイトをたくさん構築してきたため、否応なしにそういった苦労や経験を重ねてきました。しかし世の中の大半のサイトは少量トラフィックしかなく、サイトを制作した「にわかIT業者」がホスティングも提供するという形が一番多いのです。
つまり彼らは、高い技術力が特に必要とされない状況下でずっとやってきたため、なかなか問題が表面化せず、優秀な技術者が育つはずもありません。
気持ちは分かるが、ビジネス的には……
以前、「ホスティング費用を節約したいので、自社内のサーバーを用いて、社内のシステム管理者が運用するようにしたい」と相談されたことがあります。確かにトラフィックの少ないサイトなら、それもありでしょう。しかし、訪問者が少ないサイトは、そもそもビジネス的に存在価値が低いわけです。そこで、大量トラフィックを獲得できるようなサイトに変えていくと、今度はそのサイトのビジネスにおける重要性が激増します。そして24時間365日安定稼動を維持することがいかに大変か実感することでしょう。本来のホスティング運用とは、とてもシビアで奥が深いのです。
また最近、我が社がかなり昔に制作したサイトがいきなりアクセス不能になってしまったとして、助けを求められました。確認してみると、ホスティング環境のセキュリティの甘さによるハッキングが原因だと容易に分かったのですが、ホスティング業者はそれを認めず、何の対処もせずにアクセス不能のまま放置していました。その会社は直接ホスティング業者と契約していたのですが、もし我が社が間に入っていれば、とっくに解決していたであろうことを考えると、IT業者系由のサービスもやはり必要なのだと感じました。それにしても、安かろう悪かろうは、やはり怖いですね。
ACEが考えるホスティングの適正価格
トラフィックがほとんどないサイトならば、月額100ドル以下の共用サーバーを探しましょう。トラフィックのほとんどないサイトなのに、毎月何百ドルものホスティング料を支払っていたとしたら、それは異常です。日系のぼったくり業界のみで通用する料金体系でしょう。しかもそういう業者ほど、ホスティング環境自体も粗悪だったりします。
逆に、トラフィックが大量にあるとか、データベースの容量をそれなりに必要とするサイトであれば、専用サーバーを検討してもよいかもしれません、ただし、料金が1桁は変わるのが普通です。ただ我が社のクライアントでも、いきなり専用サーバーから始めるのは稀で、通常は共用サーバーから始めて、SEOやPPCなどウェブマーケティングにより、トラフィックの多いサイトに段々と成長させていくうちに、専用サーバーへ移行するというパターンになります。つまり、その時々で、身の丈に合った相応な料金のホスティングを選ぶべきでしょう。
にわか業者でもトラブルが少ないのはなぜ?
なぜトラブルが少ないのか? 簡単な話です。ホスティングは24時間365日安定稼動が原則のサービスだとお話ししましたが、そのサイトへのトラフィックが少なければ、別に大した苦労もなく、それなりに安定させられるからです。
「にわかIT業者」が作成したウェブサイトは、まず間違いなくトラフィックの少ない、つまり、ほとんど誰にも見られていないサイトになっています。トラフィックが少なければ、当然サーバーにも回線にも負担はかからず、極めて快適に動作します。以前、ホスティングは奥が深いと語りましたが、それは、大量にトラフィックのあるサイトを舞台にして初めて実感させられることなのです。
我が社は大量トラフィックのサイトをたくさん構築してきたため、否応なしにそういった苦労や経験を重ねてきました。しかし世の中の大半のサイトは少量トラフィックしかなく、サイトを制作した「にわかIT業者」がホスティングも提供するという形が一番多いのです。
つまり彼らは、高い技術力が特に必要とされない状況下でずっとやってきたため、なかなか問題が表面化せず、優秀な技術者が育つはずもありません。
気持ちは分かるが、ビジネス的には……
以前、「ホスティング費用を節約したいので、自社内のサーバーを用いて、社内のシステム管理者が運用するようにしたい」と相談されたことがあります。確かにトラフィックの少ないサイトなら、それもありでしょう。しかし、訪問者が少ないサイトは、そもそもビジネス的に存在価値が低いわけです。そこで、大量トラフィックを獲得できるようなサイトに変えていくと、今度はそのサイトのビジネスにおける重要性が激増します。そして24時間365日安定稼動を維持することがいかに大変か実感することでしょう。本来のホスティング運用とは、とてもシビアで奥が深いのです。
また最近、我が社がかなり昔に制作したサイトがいきなりアクセス不能になってしまったとして、助けを求められました。確認してみると、ホスティング環境のセキュリティの甘さによるハッキングが原因だと容易に分かったのですが、ホスティング業者はそれを認めず、何の対処もせずにアクセス不能のまま放置していました。その会社は直接ホスティング業者と契約していたのですが、もし我が社が間に入っていれば、とっくに解決していたであろうことを考えると、IT業者系由のサービスもやはり必要なのだと感じました。それにしても、安かろう悪かろうは、やはり怖いですね。
ACEが考えるホスティングの適正価格
トラフィックがほとんどないサイトならば、月額100ドル以下の共用サーバーを探しましょう。トラフィックのほとんどないサイトなのに、毎月何百ドルものホスティング料を支払っていたとしたら、それは異常です。日系のぼったくり業界のみで通用する料金体系でしょう。しかもそういう業者ほど、ホスティング環境自体も粗悪だったりします。
逆に、トラフィックが大量にあるとか、データベースの容量をそれなりに必要とするサイトであれば、専用サーバーを検討してもよいかもしれません、ただし、料金が1桁は変わるのが普通です。ただ我が社のクライアントでも、いきなり専用サーバーから始めるのは稀で、通常は共用サーバーから始めて、SEOやPPCなどウェブマーケティングにより、トラフィックの多いサイトに段々と成長させていくうちに、専用サーバーへ移行するというパターンになります。つまり、その時々で、身の丈に合った相応な料金のホスティングを選ぶべきでしょう。