2015年9月24日木曜日

ソーシャルメディアとキャリア ② [Social Media & Your Career Part 2]

(U.S. FrontLine誌 2015年7月5日号 掲載分)

前回は、ソーシャルメディア上での発言が元で、採用 されたのに働く前にクビになった人たちのケースについて、 触れました。今回は働き出してからのケースを取り上げよ うと思っていたのですが、先週金曜にテキサス州のあるプ ールパーティで起きた事件が、まさにタイムリーだったの で、そちらについてお話ししたいと思います。

悲しさと強い憤りを感じた動画

色んなニュースで取り上げられているので、ご覧になっ た方も多いかと思いますが、その場に居合わせた人が撮影し た動画を見たとき、私はかなりショックを受けた上、一体何 が起きているのか信じられず、何度も見返してしまいました。

その動画の内容は、およそこんな感じでした。住宅街 のストリートに何人かのティーンがおり、1人の白人警官 と普通に話していたところ、別の常軌を逸した白人警官が、 次々と黒人の男の子のティーンだけに怒声を浴びせながら 地面に座らせたり、うつぶせにさせたり、後ろ手で手錠を かけていくのです。

そして今度は、周りにいた黒人の女の子のティーンたち へ、「ここから立ち去れ」と何度も怒鳴り散らし、最終的に は立ち去ったのですが、去り際の口答えが気に入らなかっ たらしく、1人の女の子につかみかかり、地面に顔を付け ろと怒鳴り、押さえ付けながら拘束したのです。

それを見ていた周りのおそらく友達らが、彼女を助けよ うと集まってきたところ、この警官は銃を取り出し、子供 らを威嚇したのです。ちなみにこのティーンたちは、ただ プールパーティに来ていて、女の子たちはビキニ、男の子 も短パンで、もちろん丸腰で武器など一切なく、無抵抗な 子供たちでした。この警官のまるでテロリストでも相手に しているかのような行動は、とても不可解でした。



また特定の犯罪者を探しているというより、とにかく手当 たり次第に目に付いた黒人を拘束しているようにしか見え ないのも、とても違和感がありました。彼らは銃を向けられ るまでは、普通に逃げるわけでも、争うわけでもなく、ただ その場に居ただけのように見えたので、一体どんな罪や容疑 でこんな扱いを受けているのだろう? と思っていました。 さらに私を混乱させたのが、周りにいる白人には一切 干渉しない一方で、何か罪を犯しているとも到底思えない、 ただ公共のストリートにいるだけの黒人ティーンにのみ、 「ここから立ち去れ」と怒声を浴びせ続けていたことです。

私は記事を読む前に動画を見たため、何層にも渡って 不可解な出来事でした。ある記事によると、ことの発端は、 コンドやタウンハウスなどにあるHOAが管理する共用プー ルを利用したプライベートパーティを、そこに住む黒人家 族が開き、招待された黒人を含む友達が参加していたとこ ろ、近所の白人が、“付近に住んでいない、立ち入りを許可 されていない黒人たちが来ている”と、警察へ通報したとの ことです。このニュースはその後、当事者以外の色々なと ころでも、大きな波紋を呼びました。

発言の自由には当然責任も伴う

マイアミにある高校の校長が、ネット経由で新聞へ、“He did nothing wrong, He was afraid for his life. I commend him for his actions.”(この警官は何も間違っていない。彼は 命の危険を感じていた。彼はよくやった。)と投稿したのが元 で、解雇されました。後のインタビューで本人は、「匿名で投 稿するつもりだった」と発言していました。そういう問題で もなく、理不尽な目に遭った子供たちを凶悪な犯罪者扱い?

またある小学4 年を受け持つ先生は、Facebook上 で、こんな醜い人種差別的発言をして、解雇されています。 “Segregated on one side of town so they can hurt each other and leave the innocent people alone. Maybe the 50s and 60s were really on to something.”(黒人たちを隔 離すればいい。彼らはお互いに殺し合い、罪のない(白人)は 関わらなくて済む。1950~1960年代にそうしていたのは 正しかった)。こんな“先生”の下にいた子に深く同情します。

また黒人の女の子と白人女性が喧嘩していて、別の白人 女性が黒人の子の頭を叩いている動画もあるのですが、こ の白人女性たちは、人種差別的な醜い言動や、顔をひっぱ たくなど、黒人の子らを攻撃し騒ぎを煽っていたというの が、インタビューなどから知れ渡っており、ネット上でこ れらが誰かを突き止める動きも起きました。

例えば1人はBank Of America(BOA)関連していると分 かると、BOAのツイッターページに、「人種的中傷と暴力で 子供を攻撃しているTracey Carver-Allbrittonは、そちらの 従業員ですか?」と投稿され、BOAも返答していました(実 際にはそのベンダーの従業員だったようです)。この女性も 現在雇用主から、停職処分を下されました。

発言の自由は、もちろん誰にでもありますが、ソーシャ ルメディアの時代では、内容により相応の責任もとらされ ることを覚悟しておくべきでしょう。

2015年9月17日木曜日

ソーシャルメディアとキャリア ① [Social media and your career, part 1]

(U.S. FrontLine誌 2015年6月20日号 掲載分)

この4月、テキサス郊外に住む、ある27歳のシングル マザーの記事が取り上げられました。何カ月も無職で仕事 を探していて、ようやく就職先が決まったらしいのですが、 働く初日の朝に、Facebookへ自身が投稿した、たった2行 の文章が波紋を呼び、結局、働く前にクビになったという 話です。

ちなみに彼女は、チャイルドケアの仕事に就こうとして いたのですが、Facebookの自分のページに、こんな投稿を していました。

“I start my new job today, but I absolutely hate working at day care.(今日から新しい仕事が始まる。でも、 デイケアで働くのはまっぴら)” さらに続けて、“Lol, it's all good, I just really hate being around a lot of kids.(大笑い。 まあ、いいとしよう。たくさんの子どもが周りにいるのが 本当に嫌なだけ)”

彼女の発言に対して、すぐに多くの女性から批判的反応 があったようで、「バカ女」と罵られたり、「伝染病患者」の ような扱いで激しくバッシングされたりしたそうです。 皆さんは、この話を聞いて、どう感じられましたか?  シングルマザーの方や求職中の方なら、もしかしたら少し は同情されるのかもしれませんが、私からすれば、これは 何層にも渡ってアウトでした。

あえて、どれくらいダメかをたとえるなら、誰かの講演 に行き、講演前のスピーカーとの挨拶で、「コネクション作 りで来ました」と本音で喋ってしまうくらいですかね。まぁ 若いときには、誰でも色々やらかすかな~(笑)。

さて、客観的に見て、どんな意図での発言だったとし ても、これを、子供をもつ親、つまり施設にとってのクラ イアントが見てしまったら、そんなスタッフのいる施設に 子供を預けたくはないだろうし、そういうスタッフを採用 した企業体制自体にも疑問を感じるだろうし、採用した側 も面目丸つぶれで、下手をすると既にそこで働いている他 の人にまで、色んな迷惑が及んでいるかもしれません。そ して何より、たくさんの子供に囲まれるのが大嫌いな人が、 選ぶべき職業ではないでしょうね。

働き始める前にクビ!

投稿は、Facebook上の8000人のメンバーをもつヤード セールグループにも拡散され、狭いコミュニティー内で広 まる噂のように、一気に広まっていき、遂には施設のオペ レーターの耳にも入ったようで、本人に直接コンタクトし てきて、実際に働き始める前に解雇を通達されたそうです。

他にも2月にテキサスに住む別の10代の女性が、ピザ 屋で働き出す前日に、ツイッター上で自身が呟いたことが 原因で、即クビになったそうです。彼女は、“Eww I start this f**k ass job tomorrow(ゲェー、明日から最悪の仕事 が始まる)”と7つの親指を下に向けた絵文字で呟き、それ を見たスタッフが経営者に見せたところ、翌日、“...no you don't start that job today! I just fired you! Good luck with your no money, no job life!(いいや、今日、君の仕 事は始まらないよ。たった今クビにしたから。お金も仕事 もない生活に幸運を)”と、直接経営者からツイッター上で 返され、クビになったそうです。

ソーシャルメディアは、ガラス張りのプライバシーと思え

また、もう1つ別の層の問題として、プライバシー意識 の薄さがあります。もちろん、Facebookは、設定次第で自 分の投稿を見せる相手も任意に設定できます。つまり正し く設定さえしていれば、ある程度クローズドの世界にはで きるのですが、これが逆に人々の油断を誘っているのかも しれません。

仮にFacebook上では、自分のフレンドのみに投稿を見 せていたとしても、例えばそのうちの誰かが勝手に画面コ ピーをとって、外部へ拡散することだって可能なのです。

つまりは100%信頼の置ける相手とのみフレンドの関係 になっていない限り、設定云々も大した意味をもたないわ けです。しかし、ソーシャルメディアをよく利用している 人ほど、ちょっとした知り合い程度の相手も含めて、フレ ンド登録している人の方が大半であると思われるので、そ もそもセキュアと考える方が無理がありそうです。

最初の彼女のケースでも、本人がどのようなプライバシ ー設定にしていたのか定かではありませんが、ソーシャル メディア上で行う自身の発言は、それがプライバシー設定 的にパブリックであれプライベートであれ、相手本人が目 の前にいるくらいのつもりで発言するべきなのでしょう。

[もっと詳しくソーシャルメディアマーケティングについて知りたい方はこちらも参照ください: ソーシャルメディアマーケティングが必要な理由]

2015年9月11日金曜日

天才的キャンペーン: 「Thanks Obama」meme.

(U.S. FrontLine誌 2015年5月20日号 掲載分)

ある時期から、「Thanks Obama」というフレーズが流 行っていますが、ことの発端は、政治的や経済的に起こる、 望まない事態や出来事を、共和党支持者(ティーパーティな ど保守派)たちが、とにかくオバマ大統領のせいにする傾向 があり、本来の因果関係や原因も丸無視、あるいはまった く考えようともせず、とにかく盲目的にオバマ氏が悪いと いう片付け方で終えるという風潮があります。

ちなみに聞いた話で、ある病院の待合室で待っていたら、 そこでウクライナで起きた旅客機の墜落事故のニュースが テレビでたまたま流れていて、一緒に見ていた白人の年配 の女性が、「オバマのせいだ…」と本気で呟いていたそうで、 おそらく私が予想できる以上に、この風潮に染まっている 人たちがいるのかもしれません。

「Thanks Obama」というミーム

民主党支持者(リベラル)や理性のある無党派の人たちは、 そんな風潮を皮肉る形でユーモアとして、日常で起こる望 まない事態や出来事に、「Thanks Obama」とテキストをつ けた画像や動画などをアップするというのが、ネット上で ミーム(流行)になったのです。

特にReddit(アメリカの膨大なユーザー数を誇る面白ニ ュース&掲示板サイトで、掲示板部分では日本の2ch的な 要素がある)というサイト内のSubreddit(個別のトピッ クの掲載箇所)で、「Thanks Obama」というコミュニティ ーが作られ、そこに色んなユーモアコンテンツが投稿され、 かなり盛り上がっていました。

どんなものが投稿されていたかと言えば、缶飲料のタブ が折れてしまって飲めないとか、ガムが足底についたとか、 バナナの皮がうまく剥けなかったとか、とにかくありとあ らゆる、オバマ氏と無関係なことに、「Thanks Obama」と して投稿するといった具合です。

そんな「Thanks Obama」熱を、オバマ政権が実際にどう とらえていたのかは不明ですが、Redittで終わりがないか の如く続いていた投稿を、一気に沈着させた出来事があり ました。それは、政府がバズフィードという超有名バイラル (口コミ)メディアと組んで作成した、バイラルビデオでした。 健康保険(通称オバマケア)への加入登録を促すための、政 府公式のキャンペーンビデオだったのですが、何とオバマ氏 自身が出演し、「Thanks Obama」ネタを入れてきたのでした。



クッキーをミルクに浸して食べようとするも、クッキーの 方がコップよりサイズが大きくて浸せない、というコンテで、 自ら「Thanks Obama」と言う自虐ユーモアを発し、ネット上 でも、とても話題になり、正に超バイラルビデオとなりました。

従来の常識を覆した手法

何より斬新だったのが、以前の政府系キャンペーンなら、 道徳観に訴える真面目なものと相場は決まっており、どこ か説教くさいものになりがちだったのですが、この動画は まったくそういったテイストではなかったことです。

大統領が、鏡で見た目を確認しなら自分の色んな表情を 作ってみたり、へたくそな奥さんの絵を描いてみて、自分で 褒めてみたり、セルフィースティック(自撮り棒)を使ってよ いアングルを探してみたり、人に見られて恥ずかしい瞬間 を見られたりと、人間的なリアルさを表現したものでした。

しかし根底はヘルスケアのことなので、勿論真面目で 深刻な内容であり、全体を通して、うまく若者を意識した、 受け入れやすい、軽い感じのコンテに仕上げつつ、重要な 情報をさらっと訴求できており、アメリカの大統領が、自 虐ユーモアを使ってきたというインパクトも相まって、大 きな反響のあるキャンペーンに仕上がっていました。

Subredditを作ったユーザーも、「まいった。これ以上 のThanks Obamaユーモアは誰も出せない」という種の コメントを残し、実際その後、Subredditへの「Thanks Obama」投稿がぴたりと止まりました。

バイラルはまさに旬

バイラルマーケティングは、今まさに現代のマーケティ ング手法として地位を確立してきています。この例はあく までも政府(=大企業)的なものではありますが、根底概念 としては、中小企業のマーケティングにも、十分に通じる ものだと思っています。

特に覚えておくべきことは、たとえ大統領であっても、 若者層などのデモグラフィックにリーチするには、ここま で彼らを意識して正しく分析し、刺さるものを作り、リー チできる場所へ供給する必要があるという事でしょう。

我が社でもかなり前からバイラルマーケティングには取 り組んでおり、先日もまさに某クライアントのバイラル動 画の案件の撮影を終えたばかりです。やっていていつも思 うのは、難易度は確かに高く、どう転ぶかはわかりません が、簡単ではないからこそ、誰にでもできない分、価値が あるのだということです。

[もっと詳しくバイラル マーケティングについて知りたい方はこちらも参照ください: バイラル マーケティングが必要な理由]

2015年9月1日火曜日

こんなアウトソースはあり?なし? [Is it ok to outsource your job?]

(U.S. FrontLine誌 2013年6月20日号 掲載分)

今年の初めくらいに話題になった話です。本稿で触れるタ イミングを逸していたのですが、まあ軽い話題として一つ。

あるアメリカの会社に勤めるソフトウェア開発者で、“ボ ブ”という40代の男性の話です。彼はその会社の人事部か らのパフォーマンス評価では、オフィス内で最高の開発者 と絶賛されていて、6桁の給与を貰っていたそうです。

事件の発覚

会社の使用しているプライベートネットワーク回線に、中 国から何者かがログオンしているとして、会社の技術部門 を管轄するベライゾンより調査が始まりました。その侵入 者が会社から渡されているログオン情報を使用しているこ とまでは分かっていました。そして調査を進めていったと ころ、侵入したプログラマーを突き止めたのですが、それ があのボブであり、なぜかちょうどその時、デスクに座っ ていたのでした。

ボブのコンピュータを調べていくと、彼がログオン資格情報を 外部の会社へ送った証拠が出てきた上、沈?(中国)のサード パーティの開発者からの何百もの請求書が発見されたのです。 同時に彼の毎日のウェブ閲覧履歴も確認すると、午前中は ほぼ、ネット上に投稿されたネコのビデオの閲覧やReddit (人気のユーザー投稿サイト)をサーフィンしていたことが 分かりました。

午後はeBayで買い物をしたり、Facebookで遊んだりし て、17時前には帰社するというような生活だったそうです。 要は一日中ネットで遊んでいたわけです。

そして彼はこのような行為を複数の会社に対して行ってい たことが分かっており、(フリーランスとしても仕事を請け ていたのでしょうか)、年俸数十万ドルを稼ぐ一方で、中国 のコンサルティングファームへは下請け料として、総額わ ずか約5万ドルを支払っていたそうです。この事実が発覚 して、彼はクビになりました。

具体的な話はここまでだが…

要はこの話、個人が会社から支給される自分の給与を使っ て、下請けとして中国の業者を雇い、「自分の仕事」を外注 先にやらせて納品していた、ということですね!

パフォーマンス評価は賞賛されていたくらいですから、お そらく納品された成果物も良い出来だったのではないでし ょうか。

もしそうだとしたら、彼は品質管理をとてもうまく行って いたのか、あるいは優良な業者をきっちりと見極めて発注 していたのか、ともかく世の中の大半のIT業者が、安さにつ られて中国・インド辺りにアウトソースして、かなり痛い システムを納品してしまっているような現状からすれば、 今のアメリカのビジネスモデルを、一個人がとてもうまく 実践していたといえます。

個人的見解

記事では彼に対して一応「詐欺」というような批判的な書 き方でしたが、ビジネスとして成立する成果物をタイムリ ーかつコンスタントに納品できていたのであれば、むしろ 評価してあげたいくらいです。

ただ業界的には機密保持契約などは、おそらく確実に要求 されていたと思われ、その部分で抵触していれば、もちろ ん完全にアウトです。私的に引っ掛かるとすれば、その一 点くらいですけどね。

うちの新人スタッフによく言って聞かせていることです が、仕事は結果がすべてで、システムもウェブも、正しく 期待されたように機能させることができて、初めて仕事は 成立します。その間に例えどれだけ睡眠を削り、身を粉に 働いたとしても、クライアントには全く関係のない話だし、 会社的にも良い結果さえ出してくれるのであれば、昼寝を していようが、デスクにほとんどいなかろうが、正直何の 問題もないわけです。

アウトソース成功の条件

日系・米系問わず、一般的にIT業者、広告代理店などほと んどはアウトソースをしているという印象ですが、その仕 事結果も散々なものであるケースが多々あると、本稿で何 度も触れてきました。ですがこのボブのように、うまく仕 事をこなせていたケースももちろん存在するわけです。 この差は何から生まれると思いますか? これも持論にな ってしまいますが、「自社内でも上手くできることをあえて 外注している」のと、「自社内ではできないことを外注して いる」の違いだと思っています。

自社内で相応のスキルがあれば、「目指すべき正解」も理 解しているので、仮に外注先の仕事の出来が悪かったとし ても、それを指摘・修正させ、クオリティコントロールを することは可能です。一方単なるブローカー的なビジネス をしている業者の場合、自社の知識・スキルレベルから 「正解・不正解」も判別できないため、運任せという感じに なるのでしょう。

[もっと詳しく弊社のカスタム・システム開発ポリシーとアウトソースについて知りたい方はこちらも参照ください: カスタム・システム開発ポリシー]