2015年8月10日月曜日

悪質なウェブ業者にご注意: 検索結果に全く表示されない理由 [Bad Web Developers]

(U.S. FrontLine誌 2015年8月5日号 掲載分)

先日、某在米日系企業の方からこんな問い合わせを頂き ました。トラフィックも急激に減っており、幾つかのキー ワードにおけるSEO(検索エンジンの自然な検索結果にお けるウェブページの上位表示)の強化も視野に入れている一 方で、以前ならそんなことはなかったが、現在はなぜか自 社名で検索しても全く表示されず、それについても原因は 全く不明、といった内容でした。

検索結果に全く表示されない理由

とりあえずサイトを確認したところ、先方が不思議がら れていた、自社名で検索しても全く自社サイトが表示され ない理由は、およそ2秒で分かりました。検索エンジンに サイトが全く表示されない場合、予想できる要因は大きく 分けて、2つしかありません(全くとは、検索結果をどこま で辿っても表示されない、という意味です)。 ・検索エンジンの何らかのルールに違反し、罰則を受けて いるケース

・検索エンジンの基本仕様すら理解せず、キャッシュもし くはインデックスすらされていないケース

一応、検索エンジンにサイトが表示される基本的な仕 組みを簡単に説明しておくと、検索エンジンは、ロボット、 クローラーもしくはスパイダーとも呼ばれるある種のコン ピュータープログラムによって、世界中のウェブサイトを 徘徊し、彼らのデータベース内へサイト情報やコンテンツ を保存しています。この行為をキャッシュと言います。

また検索エンジンはキャッシュとは別にインデックス化 も行っており、アルゴリズムと呼ばれる表示順位付けルール と照らし合わせながら、最終的に各キーワードで、どのサイ トのどのページから上位に表示させるかを決定しています。 SEOは、このインデックス化を戦略的に行わせる行為で もあり、SEO的にうまくないサイトは、なかなか検索結果 の上位には出てこられないわけですが、かといって完全に 最後まで出てこないとすれば、インデックスというよりキ ャッシュに問題があるということです。

ちなみに本来のSEO的な戦いは、キャッシュのさせ方か らも始まっているのですが、上位表示を競うレースに出場 したければ、最低でも検索エンジンにキャッシュされてい なければ何も始まりません。



原因は一瞬で判明。更に衝撃の事実も

ところが問い合わせを頂いた先方のサイトは、何と 「NOINDEX, NOFOLLOW」のタグが書かれていたのです。 これは検索エンジンに対して、インデックスもキャッシュ もさせたくない時に記述すべきタグですので、当然社名で 検索しようがヒットするわけもなく、レースの参加登録か ら漏れていたような話です。また、これまでに業者を2度 ほど変えたとも伺っていたので、軽い興味から、過去のサ イトではどうなっていたのかも、簡単に調べてみました。

すると「NOINDEX, NOFOLLOW」のタグは、最初からで はなく、ある時期にいきなり書き換えられていたことが分 かりました。それを先方に伝えたところ、ちょうどその時 期は、業者との仕事をクローズさせた時期であったという 衝撃的な事実が分かりました。業者が腹いせに、確信犯的 に行っていたのなら、倫理的に許せないですね。

私は当初、またタグすらまともに理解しない日系の“なん ちゃってウェブ屋さん”にでも依頼されて、悪意もなく単に 知識不足で痛い目に遭っているパターンかと予想したので すが、先方は米系業者に依頼されていたようです。

私が日系業者の仕業と予想した背景には、過去に多々、 そういうレベルの仕事をされているのを見てきたからで、 実は今でも恐らく悪意もなく、痛いことをやっている業者 さんは多々います。実際に今、軽く調べてもみても、そう いう例が簡単に見つかりますから。

致命的なサイトへ直接連絡して、何なら営業でもしちゃ おうかな~とも考えましたが、多分しません(笑)。そうい うレベルの業者さんを平気で使い、そのままで放置できて いたくらいなので、恐らくウェブへの関心度も低いと予想 できるからです。生意気な物言いと取られるかもしれませ んが、我々の本来やっていることの難しさ、深さ、重さ、意 味、そして価値をどこかで軽視されていると感じてしまう相 手と関わるのは、お互いに不幸になるだけだと思っています。

ですがもしもウェブマーケティングに本気で関心があり、 かつ現在何か不安を感じられていれば、お気軽にお問い合 わせください。本稿は同業者さんにもかなり見られている ようなので、もしかしたらこれを見て、慌てて修正して証 拠隠滅を図られるかもしれませんが、先に書いた通り、過 去のサイトも実は簡単に辿ることができるので、小手先の 誤魔化しは効きません。今現在、そして過去どうだったの か、簡単ながら無料でお調べしましょう! ただ一応、先 着10社様くらいでいいですかね? それとも本気度を測る 簡単なテストで選定させて頂くかな(笑)。

[もっと詳しくSEOと検索結果について知りたい方はこちらも参照ください: SEOと検索結果とは?]
[もっと詳しく悪いWEBサイトの例について知りたい方はこちらも参照ください: 悪いWEBサイトの例]

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