2012年11月7日水曜日

勝ち組の今流ウェブマーケティングSNS編①



(U.S. FrontLine誌 2010年11月20日号 掲載分)
PPC・SEO はやってて当然。次はどうする?

マーケティングは必ず集客(露出)ありきでなければ成り 立ちません。ですから、マーケティングの本質を理解してい る企業であれば、どう集客していくかを常に考えています。

集客方法として、企業は近年、大手も含めて、その費用対 効果の高さからウェブマーケティングに注目するようにな っています。その中でも、自社のテキスト広告やサイトへ のリンクを検索エンジン結果の上位に表示させて集客を目 指す、PPCやSEOといった検索エンジンマーケティングが 大ブレークしたわけですが、盛んになり過ぎて資本主義的 な様相を呈してきたと、前回お話ししました。予算が十分 にある企業であれば、それでも様々な有効な選択肢を持て るわけですが、一般的な中小企業にとっては、数年前と比 べて明らかに競争が厳しくなっていると言えます。

遂にGoogle を超えたFacebook

そんな中、近年、同じく脚光を浴びるようになったのが SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)マーケティ ングです。要するに、オンラインのコミュニティサイトで、 自社のターゲット層へリーチしようとするわけです。現在 のアメリカのSNSといえば、Facebookが圧倒的に強く、9 月におけるSNSでのシェアは60%以上でした。2位の YouTubeが約17%、3位のMySpaceが約6%、4位の Twitterが約1%程度ですから、Facebookの1人勝ちといっ て良いでしょう。そしてFacebookは、あの無敵に見えた Googleさえも脅かすほどに成長しています。今年3月時点 での統計で、ユーザー数がGoogleを超えているほか、北米 のインターネットユーザーの約75%がFacebookを利用し ているという統計もあります。

なぜ、Facebookがそこまで圧倒的な支持をユーザーから 得られたのか。いろいろな理由があると思いますが、まず、 MySpaceとは異なり、ある時期まで身元が確実なユーザー のみの参加しか許可していなかったことで、質の高いユー ザーベースを確保できていたことが大きいと思います。そ して、様々な機能の追加・拡充を経て、ユーザーが朝起き てサイトへログオンしてから、夜、眠りにつくまで、ほかの サイトに行くことなく、Facebook内でやりたいことがおよ そ完結できてしまう仕組みを作り上げたのは圧巻でした。 要するに、ユーザーのライフスタイルの一部として完全に定 着させた感があります。ちなみにFacebookの統計によると、 ユーザーの50%は毎日同サイトを利用しているそうです。

さらに、外部に優れている、あるいは人気のあるサービス やサイトがあった場合に、Googleのようにそれを真似て自 社開発するか、買収するなどして、最終的に自社ブランド として提供しようとするのではなく、もっとフレキシブル かつタイムリーに、外部とどんどん積極的につながってウ ェブサービスとして取り入れていくFacebookの姿勢が、今 日の成功につながっていると思います。

ちなみにFacebookは、Bing (Microsoft社)の検索エンジ ンを利用しているのも興味深いところです。今後どうなっ ていくのか、楽しみです。

ターゲットの狙い撃ちが可能

もちろんFacebookも営利目的で運営されており、その収 益源は企業の広告収入などですが、広告主から見た場合に も、強烈なアドバンテージがあります。それは緻密かつ精 度の高いユーザー属性の情報を持っている点です。ユーザ ー登録の際のプロファイル情報と日常のユーザーの行動を、 恐ろしく精度の高い独自のアルゴリズムを用いて分析する ことで、そのユーザーが何を好む、どんなタイプの人であ るかを把握できているのです。

そのため、広告主はそのユーザー属性を使って、自分がリ ーチしたいターゲットをかなり細かく指定できるわけです。 例えば、地域や検索キーワードからターゲットを絞り込む PPCと比較しても、この絞り込みの精度の高さは、広告主 としてはありがたい限りです。限られた広告予算を確実に ターゲット層だけに向けて使うことができるからです。

ここまで読んでいただければ、Facebookのすごさをご理 解いただけたと思います。でも、SNSマーケティングって 実際に何をすればいいの? となりますよね? ここで先 に釘を刺しておきますが、間違っても単にFacebookのペー ジを持てばいいという話ではないので、ご注意を。詳しく は次回に。

当社では、「勝ち組の今流ウェブマーケティング」をテー マにしたセミナーを開催する予定です。日程などの詳細は、 次回お知らせします。