2012年6月13日水曜日

これは節約できる予算か? PPC編

ウェブサイトが完成し、これから集客していこうという場 合、まずPPC(クリック課金型広告)を検討されるかもし れません。Googleなど検索エンジンでユーザーが検索した 際に、ページの上や右の「スポンサーリンク」という枠に、 自社サイトの簡単な広告テキストとリンクを表示させ、ユ ーザーがリンクをクリックした分だけ広告費が課金されて いくという広告システムです。

広告主はメリットの多いPPCに移行

集客数と広告費が比例するのは、広告主にとって非常にあ りがたい話です。それまでの雑誌や新聞などオフライン広 告では、反応があってもなくても定額の広告費が発生して いただけに、PPCの登場を広告主は喜びました。PPCでは さらに、特定の検索キーワードに対して広告が出せる上、 表示させる広告も任意に変えられ、ターゲット層をかなり 細かく指定できます(地域や時間帯、検索のされ方などに 応じ、かなり細かい指定が可能)。だから広告主は、こぞっ てオンライン広告にシフトしていきました。

ちなみに現在のアメリカでは、PPCといえば、すっかり GoogleのAdwordsが代名詞となっていますが、他に Overtureという会社のサービスもありました。その Overtureを、Yahoo!が、Googleへの対抗策として買収した わけですが、今のYahoo!は気の毒ですが死にかけています ね……。Microsoft(Bing)と提携して生き残ろうとしてい ますが、たった数年でオンラインの勢力図はこうも変わる ものかと、毎度のことながら驚かされます。

さて、「PPCは不要か?」への答えですが、まずサイトへ 何らかの集客を行なわないとマーケティングになりません。 その手段として検索エンジンをお考えであれば、答えは間 違いなく「Yes」です。検索エンジンからの集客方法として は、他にもちろんSEO(検索エンジン最適化)もあります。 検索エンジンが好むサイトを作り、検索結果の上位に表示 させるSEOは、PPCと違ってクリック毎に課金されたりし ないので、非常にお得です。もちろん、星の数ほどある業 者の中から、ほんの一握りのプロを見つけ出し、SEO費用 を払ってようやく実現できることですから、簡単に誰にで もというわけにはいきませんが、頻繁に検索されるキーワ ードに対しSEOを行い、検索結果での上位表示を達成した 場合、その費用対効果は絶大です。

検索エンジンのビジネスモデルとは?

しかし、ここで一度、検索エンジンのビジネスモデルを考 えて頂きたいのです。いろいろな情報を無料で提供してく れる検索エンジンは、どうやって収益を上げているのか? なぜ検索エンジンなるものが生まれたのか? その答えこ そ、PPCなのです。つまり検索エンジンは、広告媒体とな るべくして生まれ、広告ビジネスを行うために運営されて いる営利企業に過ぎません。PPCを広告主に売っていきた い検索エンジンにとって、SEOは、彼らにお金を払うこと なく、自社サイトへの集客を達成してしまう不倶戴天 ふぐたいてんの敵なのです。

PPCによって利益を上げている検索エンジンが、SEOと どう向き合っているのか? SEOサービスを長年提供して きた我が社は、この点に常に敏感です。経験上、アメリカ と日本ではかなり様相が違います。日本の検索エンジンは、 比較的おっとりしています(一部例外はありますが)。一方、 アメリカはかなり露骨です。実はいろいろ面白い裏話があ るのですが、それを書いてしまうと、また日系のペテンIT業 者に、さもSEOを理解しているかのようなセールストーク として使われてしまいかねないので、残念ですがここまで にしておきます。

ただ、1つだけヒントを。ある業界で、毎月PPC広告費 に100万ドルを投じている企業があるのですが、彼らのサ イトはSEO(自然の検索結果)でも、さまざまな有力キー ワードで1位なのです。こうした企業に対し、最高のSEO 技術を駆使したとしても、SEOだけで挑んで勝てると思い ますか?(実は先日、本当にそういう業界の案件を引き受 けたばかりです。汗)。そういう現実もひっくるめてPPCを 捉えるべきだと覚えておいてください。ただし念のため、 PPCを行えば自然にSEOも出来てしまうという意味では絶 対にないので誤解のないように。

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