2011年12月12日月曜日

知らないってのは恐ろしい ホスティングの話④

前回は、ホスティング(ウェブサーバーのレンタルサービス)に要求される技術的な最低条件に触れるとともに、専用サーバーにはDedicated(ホスティング業者からサーバー環境を含め一式丸ごとレンタルする)タイプとCollocation(スペースと回線のみレンタルして自前でサーバー環境を用意する)タイプがあることを説明しました。そして実際に誰がどのようにホスティングサービスを提供しているのかについても触れました。

IT業者を経由させて利用する意味はどこに?

表の①以外は、IT業者がホスティング業者から何らかのサービス環境を間借りして、自分のクライアントにホスティングサービスを提供している形態です。ホスティング業者から直接レンタルする①より確実にコストは高くなるのに、②以降のIT業者系由のサービスを選ぶ意味がどこにあるのか考えてみましょう。

まずは、ホスティング業者が提供するサービスプランに、ちょうど良いものがない場合です。値段とスペックが自分の必要としている条件に合わない場合、IT業者がサービスプランをフレキシブルに用意できる②及び③のサービスは有効です。

実際、我が社は③の形態でホスティングサービスを提供していますが、それは必然性があったからでした。前々回、ホスティングの値段が決まる要素に、毎月の許容データ転送量と、利用可能なデータベースの容量があるとお話ししました。我が社が構築するウェブサイトは、SEOなどウェブマーケティングを万全に行うため、必然的にトラフィックの多いサイトになります。それ自体は良いことなのですが、その分データ転送量が増し、通常のホスティング業者の共用サーバーのプランでは、コスト的に合わなくなることがあるのです。

また、ウェブシステムでどうしても大量のデータを扱う必要がある場合に、データベース容量がかさみ、同じくコスト的に合わなくなることがあります。そうした際にホスティング業者の専用サーバーを検討するのですが、一つのサイトだけで専用サーバーを使うと、やはりコスト的に合わなくなりがちです。そうした場合、仕方なく我が社で専用サーバーをレンタルし、それをクライアント数をかなり限定して共用するという手法を取っています。

共用サーバーのリスクが全くないサービスとは

正直なところ我が社の場合、ホスティングサービスは必要だからやっているだけであって、コストをそのサーバーを共用しているクライアントとシェアしているに過ぎず、利益を出しているわけでもありません。また我が社が利用しているホスティング業者は、超有名サイトオーナーたちが憧れに思う優良企業で、どんな大量トラフィックでもダウンしない回線を有していることで有名です(その分、値段もかなり高いのですが……)。また、そこにレンタルを希望するサイトは、ビジネスの内容などを厳しく審査されます。言い換えると、クリーンな会社しかそのホスティングを利用できないため、安心です。

以前共用サーバーを利用する場合のリスクについてお話ししましたが、このやり方であればそのリスクは全くない上、極上の環境が手に届く価格で得られることになります。さらに我が社の場合、ウェブ&メールサーバーとデータベースサーバーを分けて用意するという徹底ぶりなのですが、これもやはり利益を出さなくて良いというスタンスだから実現できているだけで、こうしたサービスは一般的に存在するものでも、利用できるものでもありません。

次回は、より一般的なホスティングサービスを選ぶ上で、ヒントになることをお教えします。

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