2011年6月15日水曜日

知らないってのは恐ろしい ドメインの話

インターネットの世界で使われる「ドメイン」をご存知ですか?ネット上のコンピュータ同士はIPアドレス(各コンピュータに割り当てられた独自の認識番号)によってお互いを識別し、通信を行なっているのですが、数字の羅列であるIPアドレスは覚え難いため、代わりにもっと分かりやすい別名として使われているのがドメインです。

例えば我が社のウェブサイトにアクセスする場合、利用者は実際にはIPアドレスをたどって来ているのですが、我が社のIPアドレス「140.174.71.219」を知っている必要はありません。「artisancrew.com」というドメインをタイプするだけで、ドメインをIPアドレスに変換してくれるDNSと呼ばれる仕組みが働き、サイトにアクセスできるわけです。

ちなみに、ドメインの頭にはよく「www.」が付いていますよね。あれは「サブドメイン」といい、必ずしも必要なものではありません。ただ、「www=ウェブサーバー」と見なす慣習があるため、誰もが付けているだけなのです。ですから、「samurai.artisancrew.com」なんてURLもサーバー側の設定次第では可能になるわけですが、ビジネスでは奇をてらわない方が良いことも多く、我が社もご多分にもれず「www.」を付けています。

ドメイン維持費用は各社ばらばら

ドメインは、いわば住所のような情報で、「.」(ドット)を区切りにした階層構造になっています。一番右がトップレベルの情報で、例えば「.com」(Commercialの略)や「.gov」(Governmentの略)といった組織の種類を表したり、日本でよくある「.jp」など国を表したりします。左に行くほど下層の情報になります。ドメインは重複しないよう、各国にドメイン管理機関があり、そこが委託したドメイン管理業者が登録・管理しています。

過去に自分でドメインを取得された方ならご存知かと思いますが、ドメインの取得・維持のため、この管理業者に費用を払います。ところが、料金がまちまちなんです。通常、ドメインを1年維持する費用は35ドルくらいなのですが、7ドルなんて安い所もあります。この値段の差がなぜ生じるのかは、実は私にも分かりません。分かっているのは、良いドメインほど、人に狙われているということです。

例えば、明らかに有名企業のドメインになりそうなものを前もって取得しておき、その企業に高額で売りつけるというビジネスが存在します。また、既に存在し、トラフィックが大量なサイトのドメイン乗っ取りを企て、トラフィックを一時的にでも盗もうとする輩も存在します。

ドメインを侮ると痛い目に

まずドメイン名の決定から、ウェブマーケティングは始まります。素人考えで始めると、取り返しのつかない致命的なミスにつながりかねないので、ご注意を。

ただし、ドメインの取得手続き自体は通常とても簡単です。国が管理するドメインの中には、色々審査が必要なものもありますが、多くはオンラインで申請し料金を払えば取得できます。申請する際、自分の欲しいドメインが既に取得されていないか、ドメイン管理業者のサイトで検索することになりますが、検索した痕跡(ドメインの空き状況を知ろうとした痕跡)は、世界中に伝わる仕組みになっています。ですから、何度も同じドメインで検索していると、「誰かがこのドメインを取得したがっている」と察知され、一足早く取得して売りつけようとする輩が出てきかねないので、気をつけてください。

取得した暁には、管理用アカウントを作ることになると思いますが、その情報は無くさないようにしましょう。もし無くしてしまうと、更新や設定の変更ができなくなります(ちなみに、ドメインを取得したとしても、最低でもDNS設定をしないと活用できません)。

無くした場合、ドメイン管理業者に連絡し、本人認証を経て、再度アカウント情報を入手することになりますが、この本人認証が曲者です。いわゆる格安の、管理がずさんな業者の場合、正当なドメイン所有者ではなく、成りすましの第三者に情報を渡してしまい、ドメインが乗っ取られたという事件が過去にはあったそうです。商用目的でドメインを取得する場合は特に、例えばGo Daddyのような格安業者は避けるべきでしょう。

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